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【その瞬間に、ゆとりはあるか】】

トップアスリートの活躍に、私たちは心躍らされる。
スポーツ観戦が楽しいのは、世界トップレベルの本気の姿に、間近に触れることができるからだ。

目の前に競う相手がいる。固唾をのんで見守る観客がいる。
しかし私たちが目にするのは、外の世界ではなく、内なる自分と向き合うアスリートの姿に他ならない。

パフォーマンスを最大化する為に、アスリートは日々鍛錬を積み重ね、細かな動作の一つ一つまで無意識化していく。
無意識レベルに落とし込まなければ、環境に飲み込まれ、真の力を発揮することはできないからだ。
一瞬の閃き、想像を超えた瞬発力は、実は無意識の集積に支えられている。

無意識レベルのパフォーマンスを最大化する為に、アスリートはよく「集中」を口にする。
そして集中できた時のアスリートは、大きな力を発揮する。

集中を生むためには必要なことは何か。それが、こころの余白だ。
過度の緊張があったり、不安が頭をよぎった瞬間、余計な力みが生まれ、こころの余裕が失われていく。
余裕が失われるほどに、動作は無意識から遠のいていく。
力み、しなやかさや柔軟さを失い、そして真の力が発揮できなくなっていく。
そのことを、トップアスリートは知り尽くしている。

力みを廃し、無意識レベルでプレーするトップアスリートの姿の中には、底知れぬ集中力と、そして変化に即座に対応しうる余白が潜んでいる。
トップアスリートに間近に触れることの本質は、そこにある。

一方、ビジネスシーンではどうか。
我々が日常生活の中でビジネスリーダーたちの真剣勝負に触れる機会は、そう多くはないだろう。
ビジネスはスポーツとは異なり、極めてクローズな世界だ。

しかし「自己パフォーマンスを最大化する」という点で、実はスポーツもビジネスも共通している。
ビジネスシーンで世界を相手に勝負し、概念と戦っていく私たちは、それがどんなに大きなビジネスパートナーであっても、どんなに大きな規模の商談であっても、どんなに緊張するシーンであっても、そしてどんなに高い壁であっても・・・・
日々研究し議論を重ねて練り上げたプランを、自己の魅力を最大発揮し、示していくことになるだろう。
その為に必要なこと、それは世界のトップアスリートも私たちも何ら変わらない。
そう、こころに余白を持つことだ。

真の実力者・・・・
それは、目まぐるしい環境変化にも動じず、しっかりとした自分軸を持ち、それをどんな環境の中でも柔軟に多様に発揮できるひと、と私は考えている。

Rio de piedraのテーマは、ラグジュアリー&リラックス。
世界の先端を駆け抜け、世界が心躍らせるような成果を求める私たちに、余計な力はいらない。
確かな持ち物で身を固め、日常の弛まぬ積み重ねに裏打ちされた自信を身に纏い、そして自分の力を無意識に引き出す、大きなゆとりをこころに秘めて。

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